令和元年10月1日
「令和元年9月13日に行われた上野会総会での挨拶より抜粋」
日中はまだまだ残暑厳しい中、多くの皆さんに上野会の総会にご出席いただきまして誠にありがとうございます。また、平素は私ども上野会計事務所に対しまして多大なご支援を賜り、重ねてお礼申し上げます。
ここでは、今私どもが取り組んでおります、2点についてお話させていただきます。
一つ目は、いよいよ後2週間ちょっとです来月10月1日から、消費税率が10%に上がり、同時に軽減税率が導入されます。
消費税という税金は、税金を最終的に負担する消費者が直接納付するのではなく、皆さまのような課税事業者の事務負担によって成り立っている税金であります。税率が上がることだけでも従来の8%に加え10%の同時進行が何年にもわたり続くことになる上に、今回の軽減税率の導入による煩雑さは想像しただけでも大変であります。
そうは言いましても、目の前に迫った制度変更に対応しないわけにはいきません。この後「改正消費税直前チェック」といたしまして税務研修会を開催いたします。食料品の販売がある事業者と食料品の販売のない事業者では、事前準備を含め、対応の大変さは全く異なることとなります。本日の研修会は短時間でありますので、改正の詳細に踏み込んで解説することはできません。最低限必要と思われることにしぼってお話をさせていただきます。
2つ目は、事業承継であります。昨年から始まりました同族株式の相続、生前贈与は、既に大きな節税効果を目の当たりにしております。ただ、それに限るわけではなく、将来の事業承継に向けての準備は、現在国を挙げての様々なサポート体制がありますので、それらを効果的に活用していくことも重要でありますが、5年10年の長い期間を必要とするものでありますし、その間に経済環境や税制も変わっていきます。
私どもの事務所は、皆様の顧問税理士として、永く皆様に寄り添っていけますように、今後も事務所理念であります、高品質な業務を組織として提供できる事務所であり続けられますように意を注いてまいります。どうか事務所の各担当者を皆様の窓口としてご活用をお願い申し上げます。
現在の上野会計事務所の体制につきましては、昨年、一昨年と2年連続して税理士登録者がありました後、大きな変更はありません。松本事務所26名諏訪事務所11名内税理士10名の体制で運営しております。
最後に、本日の講演会でありますが、これもこれから避けて通れない、いいえ大いに活用すべきAIについて、信州大学鈴木教授にお願いしました。折しもzozoの前沢社長が退任してヤフーに身売りする発表がありました。ヤフーの買収報道にはAIがついて回ります。新しい令和の時代の幕開けにふさわしい講演になると思います。どうぞ講演会、そしてその後の懇親会を楽しんでいただきたいと思います。
本日はありがとうございます。
代表社員 松本事務所長
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