平成28年10月5日

「平成28年9月16日に行われた上野会総会での挨拶より抜粋」

蝉の声から朝晩は秋の虫の音に変ってきましたが、まだまだ残暑厳しい中、多数の皆様に上野会の総会にご出席いただきまして、誠に有難うございます。また、平素は、私ども事務所に対しまして、多大なご支援を賜り、重ねてお礼申し上げます。

私ども事務所では、法人税や所得税の税務申告・相談はもとより相続税の申告や節税対策も多数手がけて参りました。クライアントの皆様の事業承継の研修会も必要に応じて、毎年実施しております。そこで、昨年より施行された改正相続税により課税ベースが大きく広がった相続税の申告について長年蓄積してきた事務所のノウハウをクライアントの皆様により広く提供できる方法を考えています。例えば、クライアントの皆様や関係者様は当然ですが、関与先企業の従業員様対象の相続税の研修会や個別相談につき、ご要望があれば是非実施したいと考えています。この点につきましては、後ほど担当者より詳しい説明を申し上げます。

昨年と内容はほとんど変わっておりませんが、例年のように、現在の私ども事務所の状況を少しお話いたします。事務所は松本と諏訪の2箇所です。人員は顧問相談役も入れて松本が27名、諏訪が9名、合計36名です。男性が17名、女性が19名です。資格が重複するものもありますが、松本諏訪あわせて公認会計士が1名、税理士が9名、社会保険労務士が3名、行政書士が2名、医療コンサルタントが1名です。さらに、松本事務所にて、来年の4月より43歳の税理士資格のある男子職員の採用を決めております。

さて、7月に行われた参議院選挙において自民党が大勝し、衆議院に続き参議院でも与党が3分の2以上の議席を獲得しました。安倍政権はアベノミクスを更に加速してゆくとの事です。地方経済にその恩恵が行き渡ることを期待したいと思います。
今後は憲法改正論議も更に進むと思われます。大変重要なことなので国民の納得の行く議論を進めて欲しいものです。
日銀のマイナス金利政策や株価の低迷など経済の先行きはまだまだ不安が残ります。そんな中ではありますが、事務所のクライアントである中小企業も、昨年に引き続き、わずかずつではありますが業績が良くなってきているように見えます。先はまだまだ厳しいと思いまが、景気が少しずつでも良くなる方向に向かってくれればと思います。

今年度の事務所の行動目標は、『生き残るため競争力のある事務所となりお客様第一主義の徹底を目指す』でございます。この行動目標により業務を実施してまいりました。
国内外で様々な変化が進み、お客様の要望も高度化、専門化し、対応しなければならないことが更に出てきます。経済やビジネスに係る変化に遅れることなく、これに的確に対応していくことが事務所の生き残る道です。
昨年は、松本、諏訪両事務所で大型の企業再編とＭ＆Ａに係る案件の業務を行った外、相続対策業務についても新規の提案を行うことが出来ました。時代の変化のなかで必須の企業再編と昨年より適用された相続税法の大改正を踏まえ、このような業務をお客様の最高のアドバイザーとなって組織として実施してゆくことが、真に競争力のある事務所になるために必須であると考えております。

最後に、上野会とその会員企業のますますのご発展と、ご列席の皆様のご健勝を祈念すると共に、私ども事務所に対する引き続きのご支援ご鞭撻をお願いして挨拶とします。有難うございました。

代表社員　松本事務所長　

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