理事長挨拶
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理事長挨拶

平成24年9月7日、第45回上野会が開催されました。四柱神社参集殿大講堂において総会、講演会が行なわれ、引続きレストラン鯛萬にて懇親会が行なわれました。総会席上、上野理事長より次の挨拶がありました

理事長 この二、三日秋の気配を感ずるようになりましたが、まだまだ残暑の厳しいなか、恒例の上野会に多数の方々にご参加いただき誠に有難度うございます。また、日頃は私ども税理士法人上野会計事務所に対し格別のご交誼をいただいていることに重ねて御礼申し上げます。
さて、長引くデフレと超円高、EUにおける信用不安などが日本と地域の経済に影響を与え、経済面においては回復の兆しが見えてまいりません。加えて、政治外交面、とりわけ尖閣に対する中国、竹島に対して韓国、北方領土にはロシアといった問題で日本が迷走し、日本の国力が急速に低下しているのではないかと危惧しています。加えて経済面でも、液晶で世界一であったシャープが台湾企業・ホンハイの傘下に入る、今年三月決算では日本経済をリードしてきたソニー、パナソニックが巨大損失を計上するなど凋落の様相を呈しています。将来に希望と活力ある国となるよう、人気や風向きでなく、信頼に足る強いリーダーが出ることを望みたいと思います。

この機会に事務所の現在の状況について報告させていただきます。税理士法人となって5年目、理念として掲げるのは「高品質な業務を組織として提供する税理士法人」ですが、今年は年度の目標として第一に、お客様に最高の仕事をしていくために税や会計の専門分野で高い水準の仕事ができるよう分野別に専担者を決めました。具体的には、事業承継、相続、会社再編、公益法人改革、医療分野等に責任者を定め、より専門性の高い仕事をしていこうという体制であります。第二は、お客様との関係を強化するよう仕事をしていく、そのためには、接する時間を増やす、優先課題を把握して解決策を提案していく、年度決算だけではなく、決算を通じてお客様の課題を探り、会社とともに検討していこうということであります。今年もこの当り前のことをしっかりやることとしています。身近な相談相手として信頼されるように勉強したりお付合いしたりするようにしますので、お気軽に我々にご相談いただくようお願いします。

さて、本年は上野会の大先輩、長く役員をしていただいたお二人が亡くなられました。また、上野会会長より本年は事務所創業100年になるとの紹介をいただきました。それもあって、世代交代ということを強く意識するようになりました。世代交代は、会社はもちろん、我々の事務所にとっても最も重要な課題であると改めて再認識し、将来に向けての基盤づくりをしなければならないと考えております。会計事務所の財産はクライアントと人材です。その意味で、人材育成が最も肝心であり、今年は新たに税理士1名を迎え、松本の税理士は6名(諏訪には2名)となり、また、本年、昨年は松本出身の4年制大学卒の男子を1名づつ採用しました。現有勢力にこういう世代が加わってしっかりと事務所を背負って皆様に最高の仕事をしていくよう心がけてまいります。

私、昨年12月に長野県監査委員を拝命し、現在予想外の時間的制約に戸惑っています。就任して、公共部門の経済に占める比率の大きさに驚いています。公共的な仕事に余りかかわってこなかったので、今までの経験を生かして微力を尽したいと考えています。
なお、今日の講演会の講師 野上義二先生は、今回の衆議院議員長野県第二選挙区立候補者「務台俊介さん」よりご紹介をいただきましたことをご報告し、お礼を申したいと思います。選挙を控え、TPPのみならず、我国の抱える困難な課題について、TV、マスコミで様々な議論が行なわれています。時機を得た講演となると期待しております。
最後に、本日の総会において、役員の改選が行なわれ、大変お忙しい方々にそれぞれご就任をいただき心より感謝しております。本日は大変有難度うございました。

代表社員 理事長 上野 紘志


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