平成27年9月18日、第48回上野会が四柱神社参集殿大講堂にて開催されました。総会の席上、上條理事長より次の挨拶がありました。

1）自民党の政権運営と経済環境

自民党の総裁選挙において安倍首相が無投票で再任され長期政権の様相が出てきました。アベノミクスが第2段階にはいるとの話です。首都圏の大会社においては好調が継続しているとの事ですが、それ以外の地方経済は、消費税増税の影響もあり、まだまだその恩恵が来ていません。ただ期待はしているところです。アベノミクスの副作用というべきか、安保関連法案が参議院で可決されました。大変重要なことなのでもう少し国民の納得のいく説明をして欲しいと思います。株価も中国の景気減速懸念とアメリカの利上げの時期などにより乱高下を続けており世界経済に対する影響が心配されています。そんな中、事務所のクライアントの大多数である中小零細企業も、昨年に引き続きわずかずつではありますが良くなってきているように見えます。先はまだまだ厳しいと思いまが、少しずつでも良くなる方向に向かってくれればと思います。

2）自然災害に備えて

松本は、比較的自然災害の少ない地域だと思います。しかし、日本の各地において、地球温暖化による異常気象や地震、火山の噴火など自然災害やその風評被害の報道が毎日後を絶ちません。先日、台風の影響による大雨で関東東北を中心に大きな災害がありました。このように、昨今では気象の極端化が進んでいるような気がします。暑いでなく暑すぎる、よく降るではなくよく降りすぎるなど気象状況が極端になり災害につながっていると感じます。日頃から防災の意識を持ち、用心することに越したことは無いと思います。

3）事務所の運営方針

事務所の、今年度の基本方針は、『様々な環境変化に適応できる事務所を目指す』です。これをテーマとして業務をしてまいりました。私たちや私たち事務所を取り巻く社会環境や自然環境において、様々で大きな変化が起こることが予想されます。そんな中で、事務所は経済やビジネスに係る環境変化をいち早く察知し、会計と税務の専門家集団としてこれに的確に対応していくことが、高品質のクライアントサービスに結びつき、事務所が生き残る道と考えています。

平成27年9月

代表社員　理事長　

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